毎年8月の最初の週末、清水の街がいちばんにぎわうのが「清水みなと祭り」です。

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JR清水駅前の大通りを、約1万人が踊りながら進む「港かっぽれ総おどり」。

最終日の夜には、港の沖から約1万発の海上花火が上がります。

多い年には3日間で約70万人が訪れる、静岡市を代表する夏祭りです(※1)(※7)。

この記事では、祭りの由来や今年の日程、見どころ、そしてクルーズ船の寄港日と重なったときの楽しみ方まで、まとめて紹介します。

【第77回(2026年7月31日〜8月2日)は終了しました】 例年どおりなら、次回は2027年8月の第1日曜日を含む週末に開催されます(正式日程は主催者の発表をご確認ください)。祭りを生んだ踊りの物語は「港かっぽれ総おどりの歴史」で、清水港観光の記事は「ガイド記事一覧」でどうぞ。


清水みなと祭りってどんなお祭り?

清水みなと祭りが始まったのは、1947年(昭和22年)です。

戦争で荒れた街に活気を取り戻そうと、清水港を中心とした地元の経済界が旧清水市と商工会議所に呼びかけ、清水港の開港記念日である8月4日に合わせて第1回が開かれました(※2)。

つまり、最初から「港のお祭り」として始まっています。

清水港は江戸時代から東海道の海運を支え、明治32年(1899年)の開港以来、お茶の輸出で日本の近代化を支えてきた港です。

その港の誕生日を祝うお祭りとして、80年近く続いてきました。

現在は毎年8月第1日曜日を含む金・土・日の3日間、JR清水駅周辺から日の出埠頭にかけてのエリアで開催されています(※3)。

2026年の開催情報

第77回清水みなと祭りは、2026年7月31日(金)から8月2日(日)の3日間でした(※4)。

項目 内容
日程 2026年7月31日(金)〜8月2日(日)
主な会場 さつき通り(JR清水駅前)、日の出埠頭ほか
港かっぽれ総おどり 初日・2日目の夕方から夜にかけて開催
海上花火大会 最終日の夜、日の出埠頭沖
入場料 無料(一部有料観覧席あり)

各行事の正確な開始時刻は、年によって変わります。

おでかけ前に、公式サイトの行事予定表を確認してください(※1)。


見どころ① 港かっぽれ総おどり

お祭りの中心になるのが、「港かっぽれ総おどり」です。

JR清水駅前のさつき通りを舞台に、そろいの衣装を着た企業や町内会、学校のチームが、次々と踊りながら進んでいきます。

参加者は2日間で延べ約1万人・約250団体(2025年・第76回の実績)。

沿道で見ているだけでも、太鼓と掛け声でかなりの熱気です(※5)。

踊られている「港かっぽれ」は、実はお祭りと同じだけ古いわけではありません。

第40回(1987年)の節目に、江戸時代から伝わる大道芸「かっぽれ」をもとにして清水で生まれた、比較的新しい踊りです(※2)。

かっぽれのルーツをたどると大阪の住吉大社に行き着き、さらにその由緒が清水港の古代の伝承につながるという説もあります。

この話は長くなるので、港かっぽれの歴史:住吉踊りから清水の夏へで詳しく紹介しています。

かっぽれのほかにも、清水ゆかりの次郎長にちなんだ踊りなど、地元ならではの演目が続きます。

飛び入り参加の枠が設けられる年もあるので、踊ってみたい方は当日の案内をチェックしてみてください。

見どころ② 海上花火大会

最終日の夜は、日の出埠頭の沖から花火が上がります。

打ち上げ数は約1万発。

港の水面に映る花火を、埠頭や岸壁から間近に見られるのが清水ならではです(※6)。

会場周辺は夕方から混み合います。

場所取りをするなら、日没の1〜2時間前には着いておくのがおすすめです。

屋台もたくさん出るので、夕食は屋台で済ませてしまうのもお祭りらしい過ごし方だと思います。

見どころ③ 日の出埠頭の展示・イベント

日の出埠頭の乗降エリア。奥に停泊中のクルーズ船
日の出埠頭の乗降エリア。奥に停泊中のクルーズ船(撮影:清水港クルーズガイド編集部)

年によっては、海上自衛隊の護衛艦の一般公開など、港ならではの企画も行われます(※5)。

埠頭エリアは花火の会場でもあるので、昼は艦船や港の景色、夜は花火、という流れで一日過ごすこともできます。


アクセスと注意点

電車で

JR東海道線「清水駅」下車すぐです。

総おどりの会場になるさつき通りは、駅前にあります。

静岡駅から清水駅までは、普通列車で約11分です。

車は避けるのがおすすめ

祭り期間中は、会場周辺で大規模な交通規制があります。

車での来場は避けて、公共交通機関を使ってください。

花火終了後の清水駅はかなり混雑します。

帰りの切符を先に買っておくか、ICカードにチャージしておくとスムーズです。


クルーズ船の寄港日と重なったら

清水港には、夏もクルーズ船が寄港します。

船が着く日の出埠頭は、お祭りの会場そのものです。

寄港日が祭りと重なれば、埠頭を出た瞬間からお祭りの中に入れる、かなり幸運な巡り合わせです。

寄港スケジュールと祭りの日程を照らし合わせたい方は、清水港クルーズガイドで寄港予定を確認できます。

祭り見物の合間に清水の海の幸を楽しむなら、清水港グルメガイドもどうぞ。


よくある質問

Q. 雨でも開催されますか?

小雨なら決行されることが多いですが、荒天時は行事ごとに中止・延期が判断されます。

当日は公式サイトや公式SNSで最新情報を確認してください(※1)。

Q. 花火はどこから見るのがいいですか?

日の出埠頭周辺がいちばん近く、迫力があります。

混雑を避けたい場合は、少し離れた岸壁や高台からでも十分楽しめます。

有料観覧席が販売される年もあります。

Q. 総おどりは見ているだけでもいいですか?

もちろんです。沿道は自由に観覧できます。

踊りたい場合は団体参加が基本ですが、飛び入り参加の企画がある年もあります。

Q. 屋台は出ますか?

さつき通りや日の出埠頭周辺に多数出店します。

夕方以降は混み合うので、早めの時間帯が狙い目です。


参考資料・出典

本文中の(※番号)は以下の資料に対応しています。

  1. 清水みなと祭り 公式ホームページ
  2. 清水みなと祭り実行委員会委員長インタビュー(けんせつ静岡 2013年夏号)
  3. 清水みなと祭りについて(静岡市コールセンター)
  4. 第77回清水みなと祭り(静岡市観光ナビ)
  5. 踊りから海上花火、巨大護衛艦まで!真夏の清水みなと祭りを楽しんできた(トラベルWatch)
  6. 清水みなと祭り 海上花火大会(公式)
  7. 清水みなと祭り(Wikipedia)

*最終更新:2026年7月。日程・会場・行事内容は年によって変わります。おでかけ前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。*